30期の卒業文集に載っていたものを転載しました。

「これがマリスト名物 挨拶訓練だ!!」


用意するもの:気合の入った先輩(15人ぐらい)
場所:グラウンド(雨天は体育館)
時間:朝の6時くらい
準備:まず先輩が二人一組でグラウンドに円を描いて散らばり、班ごとに先輩の所へダッシュで行く。
   着いたらすぐ一列縦隊で番号をかける。
   スムーズにやれるまで何度でもやる。
   先輩が「よし」とおっしゃったら班長が号令をかけて「お願いします」と大声で言う。
   
   さあ、いよいよ地獄の始まりです。

 基本は「気をつけ」の姿勢です。足はかかとをつけて60°に開き、手はズボンの横の線に沿って指先を伸ばします。
 背筋を伸ばし、あごをひいたらできあがりです。
 これができないと「えー、ヤンはキヲツケもできんばー!!」と必ず沖縄弁で言われた後に、うしろから蹴られます。
 
 おじぎをする時は約45°で必ず相手の目を見て行います。
 
次に声を出しての練習です。

「おはようございます」
「こんにちは」
「こんばんは」
「失礼します」
「失礼しました」
「ありがとうございました」
上の6つの基本をまんべんなく繰り返します。
声は腹の下に力を込めて叫ぶように出します。
声が小さいと例によって、
ヤッター全然声でてないやし!!」と50m往復ダッシュをさせられます。
生まれつき声の小さい人や体力のない人はかわいそうです。
訓練の時にはいくつかフォーメーションがあります。

(T)向かい合って一人ずつ号令をかける。

   ○ ○ ○
   ↓
   

   ○ ○ ○

(U)一人ずつダッシュで前に出て号令をかける。

       ○
       ↓
        
   ○ ○ ○ ○ ○

(V)二人ずつダッシュして先輩にチェックしてもらい、残りの人は(T)を続ける。

   ○     ○ ○
 先 ↓     ↓  
 輩          
   ○     ○ ○

(W)向かい合って一人ずつ前に出て号令をかける。

     ○ ○
        
 ○→     
        
   ○ ○ ○

グラウンド中央で笛が鳴ったら再び一列縦隊し、番号をかけて、班長の号令で、
「ありがとうございました」と、怒りをこめて叫びます。

なお、その時、先輩の注意がありますが、先輩が「〜だ。いいか?」とおっしゃったら「ハイ!」と大声で言いましょう。
さもないと「ヤッター、まだわかってないば!!」とお怒りになられます。
再び笛が鳴ったら、となりの先輩のところへダッシュします。
これを2、3回繰り返して声がほど良く枯れてから終了します。
この後、一週間ぐらいは挨拶が活発になります。
これはもはや年間のBig Eventと言っていいでしょう。

(了)
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